コケは食料や薬として利用されないので注目度は低いですが、
陸上植物であるシダや種子植物とはまったく異なる生き物であり、
小さくともそこには陸上生活への高度な適応と考えられる、生きていくうえでのさまざまな工夫が見られます。
たとえば「コケは根を持たないため、水分は体全体から直に取り込みます。乾燥すると休眠状態となり、雨や霧、朝露などの水分で復活し、光合成をはじめます。」
しかしこんな疑問もあります、
●その一生はどのようなものなのか?
●乾燥や寒暖など厳しい環境を耐え抜く適応能力の秘密とは?
など、不思議な事だらけ。
実は驚きなんですが、コケの生き方・・・二通りあるようです。
・胞子で増える有性生殖です。
・苔の体の一部が切れ、湿った土の上に落ちると体の一部から新しい芽を成長させる無性生殖です。
自らの生き残りと命をつなぐ為に最高のパフォーマンスをします、
そう2回の生涯を送るコケ、そこには決して人間が真似できない生き方があるのです。
ひたすらそこに留まり、水を待ち、光を待ち、そして風を待つ、静かに待つ、
その時の気持ちはきっと「穏やかなのであろう」。
2018年、僕の心も穏やかでいたい、そう思う師走。 by東。