はじまりは一枚の地図から。
- Q .このページはトークセッション形式になっています。
- A .三城 小川:
西田社長と最初にお会いしたのは銀行が主催する経営者の勉強会でしたね。
西田様 :
そうですね。個人的に親しくなったのは、その勉強会の企画でタイへ視察旅行に行ったときからでしたか。
三城 小川 :
はい。一緒に象に乗りました。(笑)
西田様 :
象の背中って意外と高かったですよね。あの時は落ちるんじゃないかと緊張しましたよ。
三城 小川 :
仕事の取り引きをさせてもらうようになったのは、もう少し後ですね。別の勉強会でそれぞれの会社のPRをする機会があり、そこで当社は「何でもできます」というプレゼンをさせてもらいまして。
西田様 :
「本当に何でもできるの?」って、電話をかけたんですよね。(笑)
三城 小川 :
はい。(笑)
本社に貼っている地図が古く、同じ大きさの新しい地図が手に入らないかとご相談いただきました。
西田様 :
みよしのの全店舗の分布を俯瞰して見られる、とても大きな札幌市の地図を本社に貼っていて、社内ディスカッションや出店計画を立てる際などに重宝していたんです。ただ、その地図は清田区や手稲区、厚別区ができる前の古い地図で、最新版が欲しくていろいろな業者に掛け合ってみたのですが、同じ地図は見つからないと断られていて。それで小川さんが何でもできるって言っていたから、試しにお願いしてみたんです。
三城 小川 :
作っていた会社がすでに無くなっていたので私どもも苦労するかと思いましたが、ゼネコンなどを担当している図面に詳しいスタッフが、その会社の事業を引き継いだ会社を探してくれて、無事に納品することができました。
西田様 :
あれは本当に助かりましたし、うれしかったです。
三城 小川 :
その札幌市の地図をきっかけに「こんなこともできる?」とお話をいただくようになって、確か次にご相談いただいたのも地図でしたよね。
西田様 :
江別市の地図でしたね。
三城 小川 :
あれはさらに大変でした。なにせ求めているサイズの江別市の地図が売っていませんでしたから。(汗)
既存の地図を貼り合わせて作らせていただきました。
本業を理解してコトを提案してくれる心強さ。
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- A .三城 小川 :
気づけば短期間で、いろいろと取り引きさせていただくようになり、最近では店舗のPOPなどの簡単な印刷物もプリントできるコピー機を導入させていただきました。
西田様 :
次は食券を販売する券売機ですよね。
三城 小川 :
はい。券売機もうちで入れさせていただきます。
西田様 :
券売機は以前からいろいろと相談していたのですが、メーカーと直接話をすると、特に必要がなくてもそれぞれのメーカーが得意とするソフトやシステムが付いてくるので、なかなか決めかねていたんです。それを三城さんに話したら、必要なモノだけを整理してくれて、こういう形で入れましょうと提案してもらえたんです。
三城 小川 :
メーカーは全てを自社の商品・サービスで賄おうとしますが、我々のような販売店は、メーカーにこだわらずあくまでお客様のニーズに最適なものだけを組み合わせたり、取捨選択して提供することができます。
西田様 :
このサービスは要らない、このシステムは必要ないといった細かな部分を一つ一つクリアにしてくれて、本当に欲しいところだけを提案してくれる。そこは三城さんの強みだと感じますね。それと今はインターネット社会で、何でも検索すれば出てくる時代になりましたが、三城さんは検索しても出てこないものまで用意してくれる会社だと感じています。
三城 小川 :
それこそに我々の存在価値があると思っていまして、お客さまの多岐にわたるご要望やぼんやりとしたイメージを具体的な形にして提供すること、さらにプロとしてお客さまの本業にも貢献するようなシステム、サービスをワンストップで提案できるようになれたらと努めています。
西田様 :
今はオーダーシステムを一つ取ってもiPadを使ったサービスが誕生したり、時代の進み方が早くて追いつくだけで精一杯。便利になった分、取捨選択の幅が広がり、どれが一番良いのか、自分で最適解を見つけるのが難しい時代になりました。そうした中で、経営側の視点を考慮した提案をしてもらえる三城さんの存在はとても心強く感じています。
三城 小川 :
ありがとうございます。これからもご期待に沿えるよう一層精進します。あと、工場玄関の下足箱のリニューアル工事も提案していますので、ご検討の程よろしくお願いします。(笑)
西田様 :
そうでしたね。(笑)
見積頼んでいましたね。本当に何でもやりますよね。(笑)
大手商社を経験した社長からは学べることが多いと思います。
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- A .西田様 :
私は会社を選ぶ際には会社の規模や仕事内容、待遇も大事ですが、それ以上にその会社に入ったらどういう知識や経験が身につくのか、会社のバックボーンとなっている社長の経歴が非常に重要だと感じているんですよね。
三城 小川 :
確かにそれは大きいと思いますね。どういう仕組みで経済システムが成り立っているのか、社長自身が根本的な構造を理解しているかどうかはビジネスにおいて大きな差を生み出します。その点では、西田社長は元銀行、私は元商社で働いていた経歴があり、どちらも基本をしっかりと学んできたことが今に生きていると思います。
西田様 :
ですから、三城さんは働くという点においても、とても良い環境なのではないかと思いますね。しっかりとしたキャリアを持っている人が社長を務めているのは安心感が違います。また、社長自身が一流企業勤務の経験を持っていると、知識や経験を身につけるために必要なことを理解しているので、社員のキャリアアップについての理解度も深いと思います。もちろん、すぐには教えてもらえませんが、三城さんに入社し、小川社長の元で働いていくと時間の経過とともにさまざまなことを身につけることができると思います。
三城 小川 :
普段はあまり自分から話すことはないですが、興味を持って聞かれると話してしまいますね。今日はいろいろとお話いただいて、ありがとうございました。
西田様 :
こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。